海苔の乗せ方

2018年10月5日

担当者がよくいただく評判の中に「楊喜家は海苔の乗せ方が独特」というのがありうます。

食べログmatome「楊喜家」

確かに写真だけ見ますと、ちょっと変わっています。
他の家系の店はスープに半分くらい沈めて出します。
が、これが特に珍しいわけではありません。
担当者も海苔とスープの相性が抜群ですと言う店から
海苔は海苔で別添えの皿に入れて出す店、
あるいはラーメンの上に海苔を板状のまま乗せて出す店もあり
いろいろです。

家系ラーメンは「吉村家」が総本山で、多くの弟子を育てて直系認定も行っていますが、
直系の更に子供や孫に当たる店も多くあります。
「寿々㐂家」さんも「吉村家」の孫にあたり、その流れを汲んでいます。
また「壱系」や「町田系」など「吉村家」とは関係なく家系を名乗る店もあります。

これだけ派生してしまうと、「なにをもって家系とすべきか?」ということがはっきりしなくなり、
マニアの間でも意見が分かれています。
マニアの中には、「家系」と「壱系」をはっきり分けてしまう人がいます。
これは「壱系」の中には「町田系」のように店名に「家」の字を使わない店も多いからです。
「家系」は家という字を店名に使うから名付けられたという説が一般的だからです。
担当者は「豚骨醤油味のスープ」「具はチャーシュー1枚、海苔三枚、ホウレン草または小松菜」「調味料や味の濃さは自由に変えられる」
を系統や店名に関わらず家系ラーメンとしています。
派生したとしてもそれはそれで店の進化で、更においしい味を追求して行くというのが
家系ラーメンだからです。

「楊喜家」は「寿々㐂家」さんの流れをくみますが、その「寿々㐂家」さんには
もっと面白いエピソードがあるのですが、それまた来週のお楽しみ。