本日は夜のラーメンの楽しみ方をご紹介しましょう。
といっても横浜でも24時間営業の家系ラーメンもあります。
もともと長距離トラックドライバーだった吉村さんですから
ドライバーがスタミナを付けられるようにと始めたのが家系ラーメンです。
そのためある程度自由がきくようにと深夜まで営業していたようです。
「杉田家」はまさにその系譜を受け継ぐことから、営業時間は朝5時~夜1時まで。
深夜まで日本全国に行くトラックドライバーたちの胃袋を満たした後は、
そのまま下ごしらえをはじめ、2時半ごろからスープの仕込みに入るそうです。
そして朝5時に各地からの一番便を運転してきたドライバーたちが集まる頃には
開店準備が出来ています。
開店中に時々行われる「ガラの入れ替え」は圧巻ですよ。
「杉田家」ではスープが煮立ったらガラを出し、また入れて、スープの量が減ったら水を入れる
これを絶えず繰り返しています。
そんなわけで、家系ではせいぜいビールを用意するのが関の山。
ドライバーたちにはご法度ですが、仕事上がりにラーメンにビールで一杯。
ただしビールは横浜が発祥ですから、すんなり受け入れられました。
むしろアルコールが入ってのんびりされたら店の開店が悪くなるので避ける店も多かったのですが、
最近は赤ワインを家系ラーメンに合わせる店も多くなりました。
これは神奈川県産品の消費拡大の一環で。
「え?」と驚かれるかも知れませんが、現在はワインの生産量は
とっくに山梨を超えて神奈川県が生産第一位なのです。
藤沢市に大きな工場があるので、そこでの出荷量が既に山梨県を超えてしまったのです。
ただし山梨と違うところは、神奈川県にはとても多くのブドウを生産できる余裕はないので
外国産のワインを樽やタンクで買って、それを色々調整した上で
ボトルに詰めて出荷しているんですね。
スーパーでよく見かけるペットボトルや安売りワインは
ほとんどが神奈川県から出荷されているんですよ。
担当者のお勧めは「オーケー赤ワイン」という国道16号の内側でしか買えないワイン。
埼玉ですと川越に行かないと買えないものですが、これが良いんです。
仕事上がりにアルコールも良いですが、何事もほどほどに。
仕事上がりには「楊喜家」のラーメンとビールで乾杯!