豚骨いろいろ

2018年08月2日

「楊喜家」は「横浜家系ラーメン」の店。
「横浜家系ラーメン」とは「横浜豚骨醤油ラーメン」の店。
単に豚骨といっても色々な部位があります。
一般的なのは「ゲンコツ」、膝関節の部分(脛骨、大腿骨)です。
これにこだわるのは「杉田家」さんで、タイミングさえよければ、店のカウンターから
豚骨を持ち上げる様子が見えます。
「杉田家」さんでは、豚骨を常時店の中で煮ていて、スープが足りなくなれば
随時豚骨や水を足していきます。

次に「背ロース」これに楊喜家はこだわります!

背骨の辺りに油と旨みが集まっています。
これは豚に限らず、牛や鶏、魚などにも言えます。
煮込んでいくと、スープと同時に背脂が取れます。
これをラーメンに入れる店もあるようですが
家系では豚骨の他鶏がらもだしに使う為
そこで取れた鶏油(チーユ)を使っております。
ちゃんこで定番の「ソップ炊き」(鶏の水炊き)では、
相撲部屋では鶏ガラを煮る時、アクと一緒に出る油は必ず取っておくのです。
それを最後に鍋にたらせば旨みが増します。
家系では「杉田家」さんのように複数の部位から出る油をブレンドする事が多いですね。

暑ければより熱くなる家系ラーメン!
今日もどうぞ「楊喜家」へおこしください!